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神戸大学大学院保健学研究科家族看護学分野
法橋研究室の理念と目的

写真: Prof. Dr. Naohiro Hohashi

 法橋研究室の基本理念は,世界一流の研究者および実践者を養成し,研究を武器として家族看護学および小児看護学の発展に貢献し続けることである.法橋研究室では,教員も学生も等しく労働者であり,研究室の構成員が一緒に手を動かし,頭を回転させ,汗を流して成果をつかみ取ることとその還元を信条としている.
 法橋研究室では,あらゆる成長・発達区分にある家族システムユニットの健康危機への適応,家族機能の維持・向上を支援するために,家族アセスメントモデル・家族支援モデルの開発とその臨地応用に取り組んでいる.研究および実践のフィールドは,病棟(施設内)から外来・在宅(地域)までの幅広いセッティング,そして国外(アメリカ,香港など)にもおよぶ.さらに,細菌学的・分子生物学的な実験手法を用い,養育環境や在宅療養における子どもと家族の感染予防対策構築に関する研究に取り組んでいることも法橋研究室の特徴である.
 大学院修士課程(博士課程前期課程)に付置した「家族支援CNSコース」では,家族看護学分野における卓越した看護実践能力を有する家族支援専門看護師(Certified Nurse Specialist,CNS)を養成する.講義・演習・実習をとおして,専門看護師として必要な高度な実践能力,教育的能力,コンサルテーション能力,他職種(多職種)との連携・調整能力,倫理的判断能力,研究能力を習得し,高度な家族支援を提供できるスペシャリストを育成する.

教授 法橋尚宏

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